マンションのダウンライトはLED化がお得!
- 2013年07月08日
- カテゴリ:マンション管理組合
電気代の値上げに伴い、皆さんは対策を考えられておられると思います。
少額の費用で効果を上げるならば、一番効果があるのは、建物のなかで電球を探して、それをLEDに変える 方法です。
まず既設照明の種類別の明るさと消費電力の関係を見ますと、
- 白熱電球 (E26口金) 100W → 1500lm 1000時間 189円 (インタネット参考単価/送料別)
- 白熱電球 (E26口金) 60W → 790lm 1000時間 152円
- ミニクリプトン電球 (E17口金) 54W → 810lm 2000時間 214円
- ミニクリプトン電球 (E17口金) 36W → 490lm 2000時間 189円
- ミニハロゲン電球 (E11口金) 30W → 280lm 3000時間 1,440円
- ミニハロゲン電球 (E11口金) 55W → 600lm 3000時間 1,440円
のようになります。
- 1,2の白熱電球は普通の白色の電球で、これは一般のLED電球に変更できます。
なお、国内の家電メーカーは既に生産を止めているため、上記は電球の専門メーカーの製品です。 - 3,4に関しても、相当する(E17口金の)LEDに通常交換が出来ます。器具が干渉する場合は通常、専用ソケットにて対応が出来ます。
- 5,6も同様に相当する(E11口金の)LEDにて交換が出来ます。
もし、器具がガラスやアクリルのカバー等に入っている場合は全方向型のLEDのほうが違和感なく取替えれますが、価格、消費電力ともに高くなります。
なおLEDの容量は6W相当から9W相当までとなります。
ちなみに上記表のlmはルーメン数(全光束)というもので、球が360度照らす、全体の明るさを意味しますが、器具についた時の明るさ(lux)とは違います。LED電球は器具に付けた時の直進性が高いため、一般にはより小さい(半分~6割位)全光束にて適用が可能です。
3~6については、厳密には照度が同等とはいえませんが、60W → 6W 、40W → 4W の容量にて十分代替が出来ます。LEDは指向性が強いため、例えば、60W相当のところに6Wを付けて、明るすぎるために、クレームが付いたこともあります。(その時は後で4WのLEDに変更させていただきました。)
光色は白色に近いものと、電球色のものがありますが、電球色に関して言えば、一般の電球よりも、演色性が良いといえます。例えば電球の場合、どうしても黄色の成分が多いですが、LEDは赤色が出やすく感じます。結果として、緑や赤色が綺麗にでるので、変えた後が落ち着いた感じになるようです。
特にダウンライトの場合は方向性が強いため、LEDのほうが用途に向くといえます。
LEDと白熱球の交換費用の比較
これらの球ではLEDにすることで、寿命が40000時間に伸びます。
そうするとこの間に、上記の表の白熱球にかかる交換費用はどうなるでしょうか?
- 1,2で約7,000円
- 3,4で約4,000円
- 5,6で約15,000~20,000円 (LEDにより寿命が30,000~40,000時間となる)
の球の交換費用(交換手間賃、LED費用を除く)が節約できます。
又、近年の建物ではダウンライトにコンパクト型蛍光灯を使われているところも多いと思います。
それについては、次の記事で検討してみます。