電気代を減らしたい会社、事務所、ビル関係者様へ
- 2013年06月27日
- カテゴリ:会社、事務所、ビル
電力会社の値上げによって経費が非常に上がっています。
原因は原子力発電所の安全性が確認されるまで、稼働しないことにあるためです。これは今後安全性の審査があるため、もし順調にいっても、来年初めに申請されているうちの一部分が稼働するのみです。
現状で既に、電気代値上げ申請時の稼働予想が遅れているため、国費を入れない限り、電気代の再値上げは避けられない状況です。最悪原子力発電所の再稼働がされない場合、値上げ幅は値上げ時の同額を超える規模となります。
さて、もし原子力発電所が一部稼働しだしたら、どうなるでしょうか?
一つには、現在稼働予定の原子炉には東日本大震災後の安全対策が行われることです。それには巨額の費用がかかります。又安全対策に巨額の費用がかかり、なおかつ残りの寿命が短いため、古い原子炉に関しては、廃棄して、廃炉処理を行うことになります。
そのため、昼夜ともに発電するベース電源は新設しない限り足りなくなりますが、費用が安いベース電源はうまく計画化されていません。
太陽電池による発電分を電力会社に買い取らせていますが、買取量が増えれば増えるど電気代は上がるだけです。
このように、近い将来(少なくとも2,3年間)に電気代が下がる可能性は非常に低く、そのため、これに対する対策をたてる
ほうが賢明な状況となってきました。
では今、何をするべきでしょうか?
LED照明の検討
事務所やビルであれば、まず検討するべきなのは、ダウンライトのLED化です。
ダウンライトは現在蛍光灯が多いのですが、構造上無駄が多く、球の寿命も短いです。
したがって、LEDにした時に比較的効果が出やすいです。
次に直管形蛍光灯のLED化です。
従来大容量のLEDは価格が高く、直管形蛍光灯は積極的にはおすすめしなかったのですが、現在電力あたりの明るさにおいて、従来のHf蛍光灯やセラミック放電灯を凌ぐ効率が可能となってきました。それに伴い新設時は間違いなくLEDを選ぶような状況になっています。
また、設備改善においても、キャッシュが残るような効果が出るところまできました。
現在は節電において、この分野に注力するのが、長期判断としても良いのではないかと思います。